
Omega Geneve mens
Ref.166.041
Cal.565(Automatic)
Material:SS
オメガジュネーブ
オーバーホール&修理依頼
※写真は修理後の物です

診断内容
お父様から譲り受けたと言うオメガジュネーブのヴィンテージウォッチ。譲り受けた当時は気が付かなかったとの事でしたが、秒針が無く、タイムグラファーで動作をチェックすると、とても不安定な状態。ガラスも本来のドーム風防では無く、社外品の風防がセッティングされており、あまり良い状態ではありませんでした。お客様に確認した所、一度水没しているとの事で。。
内容チェックをし、パーツ交換が必要になる場合もある事をお伝えし修理スタートです。
内部を確認すると、写真の通り、針裏、筒カナ、日ノ裏車、二番車にひどい錆を発見致しましたので、弊社ストックのキャリバー565のストックパーツの中から同型の物を使用。
写真を撮り忘れましたが、錆びていた針もフルセットで交換させて頂きました。
今回はオメガの透かし入り純正ドーム風防を使用し、フルオリジナルの状態に戻す事が出来ましたが、
水没した時計の修理は、多数のパーツ交換が必要な場合が多く、パーツ入手不可となってしまう場合は修理が出来ないパターンや、修理屋さんに断られてしまう事が多い様で、弊社へのお問い合わせの多い案件でもあります。
水没したら必ずパーツ交換が必須になると言う事では無く、そのまま放置していると、今回の様にパーツの腐食が激しくなり交換や別作が必要になるケースが多いと言う事です。



スワンネック緩急針付きの名機であるキャリバー565も元気に稼動し、無事お客様にお届けする事が出来ました。
修理された形跡がある事から、大事にされていた時計である事は判りましたので、お力になれて良かったです。
修理金額
オーバーホール(自動巻き)¥28,000+パーツ¥15,000+ガラス¥6,000=¥49,000+TAX
納期3週間
※外装超音波洗浄サービス