
Piaget extraplated WG
Ref.9920
Cal.9P2 mecanique
修理内容:不動の為、オーバーホール依頼
ピアジェ エクストラプレート9920 の修理依頼でした。お持込の時点で不動状態。当店のお客様にはとても多い症状で、お父様の形見のお品物との事。ホワイトゴールドケースにローマンダイヤルの美しい時計です。
通常の薄型時計としても、有り得ない程の薄さを誇るピアジェの薄型手巻き時計の修理は、マニファクチュールムーブメントの為とても難しい作業と成ります。


不動の原因は、良くあるゼンマイ切れと油切れ。全ての作業が完了し、二日間の動作確認完了。お客様にお渡し出来る状態に成りました。
価格 オーバーホール¥34,000+ゼンマイ代¥5,000=¥39,000+TAX
納期 1ヵ月
今回の修理案件をアップする一番の理由は、やはり名作ムーブメントcal9P2の修理であった事。
カルティエ コレクションプリヴェライン(CPCP)でも使われる最高級手巻きムーブメントの入った一本だったからです。マニファクチュールムーブメントの修理は、メーカーに出すと大変高額な修理代金の請求が来ます。
その理由は単純で、製作工程が凡庸ムーブメントと違い、職人による手作りである事。
ピアジェにおいてもカルティエにおいても、マニファクチュールムーブメントか凡庸ムーブメントかは、修理代に大きな差が出るポイントです。当店ではメンテナンスに数千円の違いしかありませんが、是非メーカーの修理価格と比べてみて下さい。アンティーク時計と長く付き合う上でメンテナンスは必ず訪れる事。修理のみのお客様にも最善のプランをご提案させて頂きますので、お気軽にお問合せ下さい。