パテックフィリップ/カラトラバ/3点ホワイトローマンダイヤル/スモールセコンド/Patek Philippe/Calatrava/3 Point White Roman Dial/Small Second

1932年、ヨーロッパで生まれた機能的な芸術[Bauhaus/バウハウス]に影響されたデザイナー[David Penney・デヴィッド・ペニー]により、無駄のない美しさを時計のデザインに反映させたモデルRef.96[Calatrava/カラトラバ]。モダニズムの先駆けとして誕生した、革新的で美しさの光るシンプルなデザインは、私たちが想像する腕時計の形を定義づけたとも言われています。

今回は、1944年に製造されたステンレス製のRef.96のご紹介です。通称”クンロク”と呼ばれる30年以上にも渡って生産され続けたロングセラーモデルで、カラトラバの元祖的存在です。フラットベゼルのシンプルな美しいケースデザインで、クラシカルなドレステイストを演出した素晴らしいデザイン。パテックのロゴとスモールセコンドのレイルウェイ部分は下地出し加工の施された手の込んだ仕様です。Type of dial欄にてSilverdの記載が表す通りシルバー素材によるツートーンシルバーダイヤルに、珍しい3点のローマ文字とヴィンテージにおいて、大きなポイントであるスモールセコンドがアクセントになり、伝統的で品のある雰囲気を纏わせてくれる素晴らしい時計です。裏蓋にはFB社[フランソワボーゲル/Francois Borgel]製のケースである事を表す刻印が刻まれており、デニソンケース等と並ぶ歴史的に貴重な逸品です。

ムーブメントは、1935年に完成された手巻きキャリバー12-120を搭載。薄型で精度と実用性が高く、パテックフィリップの様々なモデルにも搭載されました。多くのパテック愛好家の間では、後継機キャリバー12-400までが”オールドパテック”と呼ばれているので、名品の”原型”であることに間違いはありません。

今回の販売にあたり2023年6月に取得された、メーカーアーカイブをお買い上げの際にお渡し致します。アーカイブスのRemark部分にThe timepiece was sold with a steel braceletとある通り、元々はパテック製純正ステンレスブレスレットが付属して事が伺えます。

レザーブレスには、パテックフィリップ純正のクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッティングし、PPCマーク無しの貴重なステンレス製純正尾錠も付属しているので、共にお使いいただく事をお勧めいたします。ケース幅30.5mmサイズなので、小ぶりなモデルを好む男性は勿論の事、女性にもご着用頂けるサイズ感。普遍的なデザインで、時を超越した美しさを感じさせてくれる至高の逸品をぜひ店頭にて御覧ください。

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