2016年に吉祥寺にてスタートの江口洋品店・江口時計店。2024年から渋谷区松濤にて
江口洋品店 江口時計店としてリスタート。時計、アパレル・ジュエリー、ヴィンテージを
中心とした品揃えと、時計修理工房を併設。時計と洋服と言う一見かけ離れた存在の両者を、
統一された空間に並べ、私達なりの良い価値をご提案致します。
吉祥寺の時計修理工房には、時計技術者が常勤しており、アンティーク・ヴィンテージ時計を
ご購入頂いた方や、オーバーホールや修理をご希望のお客様の修理業務を行なっております。
※ 現在、修理受付は松濤と宅配でのお受付とさせて頂いております。
皆様のご理解、ご協力の程、宜しくお願いいたします。
いつも江口洋品店 江口時計店 松濤をご利用頂きまして誠に有難う御座います。私達のお店も2026年1月でとうとう10周年を迎える事となり、いつも支えて下さるお客様、お取引様には心より御礼申し上げます。改めて私がお店を立ち上げてから大切にして来た事、これからも大切にしていきたい事を書きたいと思います。
表題を「Appreciate a story/一つ一つ、一人一人の物語を大切にしたい」とした事はとても自然な事。まずは人と人とが出会い、好きな事や好きな物が生まれます。その中でヴィンテージと言うカテゴリーに興味を持って下さった方が当店を利用して下さいます。私達が出来る事、心掛けている事とは
日々を送る中で、あれが欲しい、これが欲しいと、物欲に駆られる最前線を常に走っている私ではありますが、大切にしている事は、その物がどんなストーリーを持ち、どんな人が作り、どんな人に使われていたのか?
やはりストーリーのある物との出会いはその人の人生に大きな影響を与えると思います。
勿論、その時の自分の気分やトレンドにより、使う物に変化は生まれますが、一生手放したく無いと思える様な愛着品との出会いは、一生を共に出来る仲間や人との出会いに似ています。
その物に物理的な価値が高い事を指すのでは無く、自分にとっての愛着がある物に囲まれた生活は本当に心を豊かにしてくれると考えるからです。
私のコレクションや洋服も、豊かな感性を持った隣人から譲り受けた物や、仕入れに奔走する中で出会った思い出深い物が多々あり、そんな出会いをご提供出来るお店であり続けたいと思っています。
時計やジュエリー、洋服を通じて自分達の思いを伝える事。それが私達に出来る事。ヴィンテージを扱うショップを始めた理由も、長く使い続けて頂く為には、修理が出来たり、専門的な事が理解出来ているショップが必要だと思ったから。
勿論、何も傷が無かったり、完璧な物が買えればそれに越した事はありませんが、気が付いたら破れて居たり、壊れて居たり、愛用品とは使うからこそエイジングしていく物。
そんな皆様の愛用品を守り続ける役割も当店にはあると思っています。
過去に私が仕入れをした時計に、三つの年月日と、三つの名前が彫られた裏蓋が付いており、本来であれば時計としてはマイナス要素であるエングレービングを見て、新品の状態から孫の世代まで直しながら使い続けた人達のストーリーを感じる事が出来た瞬間がありました。
それは物を大切にしていた人達の気持ちだけで無く、陰でその家族が時計を使い続ける為に、時計屋さんやレザーブレスの職人さんがそばに居た事を指し、自分も誰かが大切に思っている物を使い続けられる様に補修が出来るお店を作りたいと強く思った瞬間でした。
技術の継承は本当に大変な事ですし、直すより買った方が安いと言う価値観も理解は出来ます。
ですが、誰かが大切にして来た物を直しながら使って行きたいと思う様な人達に対して、私達なりに日々技術の向上を図り、誰かが困った時に頼れる様なお店でありたいと強く思います。
日本人としておもてなしの精神はとても大切にしたいと思います。
初めてお店を訪れた方、初めて日本を訪れた方が、本当に江口時計店に言って良かったと思って頂きたいですし、あのお店で買って良かった、あのお店で修理して良かったと思って頂きたいのです。
人は日々忙しく過ごしていると、知らず知らずの内に自分中心の考えや、自分の利益だけに捕らわれる様な瞬間に遭遇する物だと思います。
その気持ちが良く解るのは自分自身もそう言った気持ちになる事があるからです。
なんだか満たされない気持ちの時って誰にでもあると思います。
人間ですから争い事や揉め事が無い世界は来ないと思いますが、私達はお客様がお店の扉から出て行く時に、少しでも健やかな気持ちや、満たされた気持ちを持ってお帰り頂きたいと思っています。
時計を眺めた時に暖かい気持ちになれる様な、そんな接客が出来ればそれは世界最高のお店だと思います。
私達はそんな人を皆で考え続けられるお店であり続けます。
洋服が好きになったのは、アメリカへの憧れもありましたが、バイカーの先輩のかっこいいバンソンの着こなしに憧れたから。
時計が好きに成ったのは、20代前半に勤めて居た会社の社長が、私に壊れたロレックスの6694を買う機会を作ってくれたから。
直線的で、何の飾り気の無い様な物や建築が大好きなのは、BAUHAUSのミースファンデルローエが「LESS IS MORE」と言う言葉やプロダクトを残してくれたから。
今の私の美観を形成する物は祖父や父が営んで居た、小さな町工場に置かれたアルファロメオやポルシェを小さな頃から見ていたから。
隣人を、仲間を大切にしたいと言う気持ちがあるのは、色々な角度から私の為になる言葉を掛けてくれた友人達が居たから。
私達の世界を形成する優れたプロダクトや仕組みを作ってくれた人達も、今の私達の様に、どうしたら良い物や、人が幸せを感じられる事や場所を作れるか考えていたのだろうと思います。
先人達の思いを受け継ぎながら私達は今を生きています。
先人達とは書きましたが、若い人達も同じで、その時代に必要な事、その時代に受け入れられる美観や表現を持って、色々な事を教えてくれます。
私達は先人達の英知の結晶とも言えるアイテムを、次の時代の人達に伝え、引きついで貰うお店です。
アイテムの事、ブランドの事、必要な機械や技術の事をより深く理解し、お客様にお伝え出来るお店であり続けたいと思います。
社名 | 江口洋品店 江口時計店 松濤 |
住所 | 〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-28-6VORT渋谷松濤residence |
代表者 | 江口 大介 |
電話番号 | 03-5422-3070FAX03-5422-3072 |
FAX | 03-5422-3072 |
事業内容 | 江口洋品店 江口時計店 松濤のショップ運営 腕時計の修理 買い付け依頼 ヴィンテージアイテムを使用した商品開発 |
店舗 | 松濤 渋谷パルコ MAISON et VOYAGE |