廃盤メンズモデル
1755年の創業以来、一度も途切れることなく歴史を紡いできた、世界最古の時計ブランドとされる[Vacheron Constantin/ヴァシュロンコンスタンタン]。パテックフィリップ、オーデマ・ピゲと共に「世界三大時計」の一つに数えられ、精度はもちろん、信頼性も高く、洗練された美しい時計を作り続けてきました。
今回は、華美過ぎない程よい美しさを持つモデル、Ref.6037-6038のご紹介です。落ち着いた印象を与えるアイボリーダイヤルに、形の整ったクサビインデックスが組み合わさることで、エレガントなドレスウォッチとしての魅力を際立たせています。特筆すべきは、1960年代前半までのヴァシュロンコンスタンタンやパテックフィリップに見られる、ロゴが盛り上がったエナメル象嵌(象眼)ということ。職人がコンマ数ミリ単位で手作業で彫り、その部分にエナメルを流し込み、約900度で焼き固めるという非常に希少な技術が使われています。また、1970年代以前の特徴である「&」表記のブランドネームもポイントです。
ムーブメントは、自動巻きキャリバーP1019を搭載。ジャガールクルト製の初期自動巻きキャリバー493をベースにしており、生産数が非常に少ないため、希少価値が高い存在です。オーデマピゲやパテックフィリップといった名門ブランドにも提供されてきた、その優れたクオリティを感じさせる逸品です。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのマットブラウンをセッティング。非常に綺麗な状態で、半世紀以上前のものとは思えない素晴らしいコンディション。程良い上品さと存在感を漂わせた、見るものを魅了してくれる素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。