廃盤メンズモデル
1975年に発表された、イタリア人建築家のアドルフォ・ナタリーニがデザインしたとされる[Laureato / ロレアート]。その最初のモデルは、1970年代の時代精神を反映したクォーツウォッチでした。1995年に自動巻きモデルが発表され、2017年にはコレクション全体が生まれ変わり、様々なモデルが加わったことで、新たに魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、腕元をラグジュアリーに飾ってくれるRef.8010のご紹介です。鏡面仕上げが施された丸みのあるオクタゴンベゼルと、ヘアライン加工によりマットな質感のケースが、光に当たると立体的なコントラストを演出。落ち着いた印象で知性をも感じさせてくれる色味のブルーダイヤルには、小さなピラミッド状の[Clous de Paris / クル・ド・パリ]と呼ばれる模様装飾が施されています。6時下にある「T SWISS T」表記の通り、トリチウムの夜光塗料が針とインデックスに配されており、経年変化も相まってヴィンテージらしい雰囲気をご堪能いただけます。
ムーブメントは、日付の早送り機能が付いた自動巻きキャリバー3100を搭載。1994年発表された自社製ムーブメントで、後継機のキャリバーGP03300は、現在も同社の基幹ムーブメントとして活躍しています。
ブレスレットには、メーカー純正のH型リンクのステンレスブレスがセッティングされており、手首の形状に沿って絶妙に可動するため、心地良いフィット感を得られます。初期モデルの特徴を踏襲しながらモダンに進化してきたラグジュアリースポーツウォッチとして、ジラール・ペルゴを第一線で支える存在となった逸品です。是非、店頭にてご覧ください。