廃盤メンズモデル
1904年に、ファッションリーダーとして知られるブラジル人飛行家のアルベルト・サントス=デュモンが、三代目当主のルイ・ジョゼ・カルティエに「飛行機の操縦中に時間を見るのが困難だ」と相談したことがきっかけで製作されたサントスデュモン。懐中時計のように取り出す必要がないという実用性の高さが画期的で、世界初の男性向け腕時計として認知されています。
今回は、落ち着きと華やぎが漂う[Santos Carree/サントスカレ]Ref.2960のご紹介です。最大の特徴は、80年代に限定で展開されたボルドーダイヤルとルビーカボション。さらに、コンビモデルと比較すると生産数が少なく、希少な存在と言えるオールステンレスモデルで、上品で引き締まった印象ながらも、カルティエらしく優美な魅力を感じさせる素晴らしいデザインです。
ムーブメントには、自動巻きキャリバー077(ETA2671)を搭載。モデル発売当初の70年後期から80年代前期のみ製造された、デイト機能付きムーブメントです。
ブレスレットには、初期型ロゴ入りシングルバックルが付属した[Love Bracelet / ラブブレスレット]をセッティング。今回の個体は、入荷の時点で既に交換されて居たムーブメント(発売当時は077の表記の無いローターがセッティングされている)に加え、メーカー修理にて現行の純正ダイヤルに変更された為、6時下の表記はSWISS MADEとなっており、2023年6月に修理されたメーカー修理明細書も付属しております。艶と深みのある色味で、装いに彩りを添えてくれる素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。