いつも当店をご利用頂きまして誠に有難う御座います。暑さが続いた毎日が嘘のように、すっかり秋らしくなり、外では金木犀の香りもする今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、江口洋品店・江口時計店をオープンさせてから自分の中で一番の事件が起きました。
事件と言えば、盗難事件を思い出す方も多いと思いますが、そんな事は過去の事。

なんと、大好きなブランドであるカルティエからイベントのフライヤーを置いて下さいと言って頂いたり、イベントに呼んで頂いたり、更にはトークショーのゲストとして読んで頂くと言う出来事があったのです。今回のイベントに纏わる一連の体験と、どの位カルティエの事が好きになったかをコラムに残したいと思います。

皆様は表参道で行われていたCarter TIME UNLIMITEDには足を運ばれましたでしょうか？
カルティエの店頭に行けば商品が見れる機会もありますが、今回のイベントでは皆の憧れであるカルティエの時計のアーカイブコレクションに加え、新作がどの様に作られ、重要性があるのかをゆっくりと見る事の出来る内容でした。

私が最初に体験のは
Cartier Masterclassと言う体験型イベントでした。
スイスのファクトリーツアーでは体験する事が出来る内容との事でしたが、その内容の海外初開催。

実際に体験させて頂いた内容は２つ
1. Skeleton　スケルトンウォッチの角や面の研磨や穴石のセッティング
2. Enamel　宝飾品に欠かせないエナメル加工の体験

時計が好きで、時計の加工技術について良く話をするのですが、金属を綺麗に見せたり、色を入れたりと、時計製造に置いて受け継がれて来たマスター達の技術は本当に素晴らしく、特に今回初めて目の当たりにしたEnamelの回は、金属に美しい色を載せるだけで無く、受け継がれるべき大切な技術だと感じました。

カルティエでは、スイスのラシュードフォンに
>>>>>Cartier Maison des Métiers d'Art
抜粋先は大好きなサイト>>>>>>https://www.architectes.ch/fr/より
と言う受け継がれるべき伝統技術を発展させる施設があり、新しい製品を作りながら伝統技術も守り続けようとする姿勢が伺えます。

勿論カルティエだけでは無く世の一流メゾンは伝統技術を継承する事に関心が高く、こう言った取組は存在するのですが、私達がその技術が注がれた物を手にできる理由に、こう言った努力がある事は理解してお買い物がしたい物です。

そしてトークショー
お話を頂いた時は、どんな感じで話をすれば良いのかとはらはらだったのですが、心強くも一緒にお話をさせて頂いたのは、Chronos広田雅将さんとHodinkee関口優さん

オフィシャルの場でこの両名と3人で時計についてお話をさせて頂くなどとても恐れ多い事なのですが、カルティエ愛に関しては語れる事の多い私も頑張ってお話させて頂きました。

常に新作を見続けているお二人と今回の展示や、気になるカルティエの時計についてお話をさせて頂き、私にも新しい気付きが生まれたり、欲しい物が増えたりw
とても楽しい時間でした。
トークショーの内容や3人での時計紹介については後日正式にプレスリリースされる様ですのでそちらをご覧下さい。

最後に
色々な時計メーカーのアンティークやヴィンテージの製品に触れ、この時代はムーブメントが良い、この時代はケースが良い等と思いを巡らしている日々の中で、タイムレスに一つのブランドについて考える事の出来た今回の出来事。

時計の本質とは？ファッションの本質とは？
周りの人々から受ける刺激と言うのは本当に大きいと改めて実感しました。
ヴィンテージの素晴らしさを伝える事が私に出来る最善の事ですが、新しい取り組みに目を向けられて居なかった事も気づきがあり、今回の体験は私の時計道に大きく影響する出来事でした。
素晴らしい機会を与えて下さったカルティエの皆様に感謝致します。

皆様にも素晴らしい出会いが有ります様に

今回のトークショーの様子をConnoisseurs TalkのYouTubeにてご覧頂けます。
是非ご覧下さい。
>>>>>YouTube

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