2020/5/1先日のインスタライブで皆様とお話させて頂いたQ&Aを文字に起こしました。
動画のアーカイブはインスタグラム内IGLVに残してありますのでそちらをご覧下さい。
2020/4/29
本日も、インスタグラムライブをご覧頂きました皆様、誠に有難う御座いました。
INSTAGRAM LIVE Vol.4 Review / Recommend watch in summer
夏におすすめのヴィンテージウォッチ
とても楽しい回となり、皆様にもお楽しみ頂けたのでは無いか。と思っております。
残念ながら皆様との楽しいやり取りが、やはりストーリーに残す事が出来ませんでした。
IGTVにアーカイブしておりますのでそちらからご確認下さい。
ご案内させて頂きます時計に関しては、ライブ終了後にStock listの
LINK → INSTAGRAM LIVE
と言うカテゴリーにてご確認頂ける様に準備しております。
また、開催の際には皆様お誘いあわせの上、ご覧下さい。
本日のQ and Aは後ほど、こちらに追記いたしますので改めてご覧頂ければ幸いです。
そしてララランドの件。
友人が早速教えてくれました。
見た目でしか判りませんが、服装を見る限り40年から50年代のソリッドゴールドモデルに見えます。
このスタイルはRef番号が無い時代の物ですので、同年代の近い物ですと30mm caliberシリーズ。
60年代ですと、シーマスターの初期型が近い様に思います。
こう言ったご質問を頂けると私も知識になります。
又、お会い出来ます事を楽しみにしております。
今回も有難う御座いました。
INSTALIVE Vol.3 Q and A Minutes
テーマ 夏に使える時計
Q:ヴィンテージウォッチって夏に使ってもいいんですか
A:基本的にはお客様への注意勧告として、夏にヴィンテージウォッチを使うのは控えてくださいとお伝えしているのですが、今日お話しさせていただくような内容を踏まえて使っていただければ問題ないものもあります。
Q:マストタンクのヴェルメイユケース、いわゆる金メッキケースが、汗で変色しやすのでしょうか?
A:実際色が変わってるものをご覧いなった方もいらっしゃるとは思うんですが、夏だから冬だからというのは比較的関係ないイメージがありまして、体質が原因だと思います。汗の成分によって色が変わる方、変わらない方いらっしゃいますが、例えばシルバーの指輪をつけて色が黒ずんだりする方は、ヴェルメイユケースの色も変わる傾向にあると思います。
Q:20代前半なのですが、ヴィンテージウォッチはまだ早いでしょうか?
A:そんなことはないです。
私も18歳の時にグシャグシャのロレックスを買ったのがきっかけなんですが、早いうちから自分の好きなものを買っておくことはすごく勉強になるのですぐに買ってみてください。
Q:汗にさらされる革ベルトが心配です。
A:革ベルトの件も今回ご説明のためにサンプルを用意してありますので、夏に使わないという選択肢もありますが、使うにはどうしたらいいかということを後程ご説明いたします。
私も夏どうやって使うか、毎年考えているんですけれども、今回サンプルをお持ちしました。
今は私がしているようなメタルブレスの時計(LINK → Semi Bubbleback)は、しっかりと夏使える状態です。
しかし、やはり汗の入り込む隙間がヴィンテージウォッチの場合はあることがありますので、そういった心配をされる方は非常に多いです。私も心配なことがあります。
ですので、こういった方法で、もしかしたら使えるというのをご提案させていただけたらと思います。
2種類のレザーブレスの裏側なんですけれども、こちらは縫い目が裏側に出ています。
こちらはパテックフィリップのヴィンテージのバンドで、裏に縫い目がありません。
もちろん夏はレザーバンドの劣化が早くなるのは覚悟していただかなけれればいけないですが、なぜ革が劣化するかというと、汗が縫い目から内部に入って行って、皮を劣化させ、そうすると革がガビガビになったりします。
それがこいった隠しミシンという加工なんですが、裏に縫い目がないバンドを使って頂きますと、汗の侵入が最小限に抑えられます。
またNATOバンド、ナイロンのベルトです。
これも形がいろいろあり、またかなりスポーティーなので、お好みに合わない方もいらっしゃると思うんですが、実際スポーツウォッチやミリタリーなど、過酷な状況で使われていることが多いので、ファッションとして取り入れていただければと思います。
また個人的なおすすめですが、NATOバンドの変型判なんですが、時計の裏に時計の大きさに比べて小さな革当てがついております。
青山にあるキュリオスキュリオさんというお店で売っているものなんですが、これは非常によくできていて、私は大きい革当てが嫌だったのでこちらを使っていて、厚みも薄く正面から見るとほとんど普通につけているように見えて、また腕の間に革があるので
非常の汗に対しての体制は強い仕組みです。これはすごくいいので個人的におすすめです。
Q:今日つけられている時計はどこの時計なんですか?
A:今日はロレックスのセミバブルバックをつけています。裏蓋のぷっくり感ですとか、ハニカムダイアルといわれる文字盤の加工が気に入っています。
Q:若い子でも手の出しやすいおすすめの時計はありますか
A:安いだけではなく、ドレスがいいとか、スポーツがいいとかお好みがあると思いますので、お問い合わせいただければと思います。
実際に人がつけていない、あまりみんなが注目してないヴィンテージはすごく面白いですし、金額も結構安く、また国産も面白いです。
そういったものを探してみていただいて、わからないことがあればぜひご質問ください。
Q:ストックリストのHoldは商談中ですか?Holdが外れることはありますか?
A:基本的にはHoldは商談中でしたり、お客様からのお問合わせ中、またリース中だったりするものも入るんですけれども、Holdを外し忘れていなければ、販売が制約することが前提ということになります。
ただ当店の場合はウィッシュリストというものありますので、まだHoldの場合には、事前に音岩瀬いただきますと、その方がもしご購入に至らなければ、次の方に権利が移る場合もありますので、是非お気軽にお問合せください。
Q:そちらで買ったカルティエのガラスに擦り傷を付けてしまいました。郵送等でお修理できますか?
A:当店は今の期間、外出自粛を受けて、お店から送るとき、お客さまから送っていただく時も送料無料にさせていただいております。
購入した時計でもそうでない方も、お修理は送料負担させていただきますので、お気軽にご相談ください。
ガラスの傷もしっかりとお修理できますのでお送りください。
Q:購入後の最初のオーバーホールは何年くらいで行えば良いでしょうかうか?
A:いつも3年から5年とお答えしているのですが、その違いを申し上げます。
毎日使う方は、中の機械をよく動かしているので3年。
ローテーションで使われている方は5年でいいと思います。
これはあくまで全体の平均としてのお話ですので、もし具合が悪いなと思ったら、すぐに時計屋さんで状態を見ていただいたほうが、長く使って頂けると思います。
Q:こちらのライブをアーカイブに残していただけると嬉しいです。
A:今江口時計店のインスタライブをもともと残す予定だったのですが、なぜか残せないという現象に陥っておりまして、残す方法が全く分からない状態です。詳しい方がいたらむしろお教えいただけたら幸いです。そのため現状インスタライブのレビューにみなさまとのやりとりを記事で残すようにしております。大変申し訳ないのですがそちらをご確認いただけましたらと思います。
※こちらはIGTVに動画を残せる様になりました。そちらをご確認下さい。
Q:60年代以前のオールドタンクの良さをお聞きしたいです。
A:カルティエの時計というのは宝飾屋さんが作った、時計屋さんから見ても素晴らしい時計という立ち位置です。まずデザインにおいても高級品の部門では、数々の王族をはじめ、いわゆる富裕層の方たちにとって、このメーカーのものは間違いがないというものでしたし、ムーブメントはジャガールクルトのもので信頼性が高く、ジャガールクルトのムーブメントにカルティエのデザインが合わさることによって、個人的には最高の時計に思えます。
Q:時計を超音波洗浄機に入れても大丈夫ですか?
A:丸ごと洗うという意味の場合、新品の防水時計なら大丈夫かもしれませんが、ヴィンテージウォッチをそのまま洗うことはしないほうが良いです。
Q:過去にストックリストにあった時計が現在在庫にない場合、探して仕入れていただくことは可能でしょうか?
A:もちろん可能です。
ただまったく同じ状態のものはありませんので、文字盤や機械の状態はご覧いただいたものとは違うものになります。
基本的に自分の好みで仕入れておりますので、また同じものが入ってくることがありますが、先にご依頼いただいたほうが入ってくる確率が高くなります。是非商品ページよりウィッシュリストへのご登録をご依頼下さい。
Q:国産ヴィンテージを取り扱う予定はありませんか?
A:正直かなり興味を持っていますが、パーツの手に入り易さや直し易さと、お店としてかっこいいもの扱う基準がまだできていないため、もう少しお待ちいただければと思います。
Q:時計の収納はどのようにされていますか?
A:基本的には時計ケースに入れています。お店をご利用いただいた方には持ち歩くときに使える革のケースをお付けしています。
Q:時計とジュエリーのコーディネートのコツがあればお聞きしたいです。
A:指輪はきいつも同じものをつける傾向があるので、どちらかというと時計は服との組み合わせを考えるほうが多いです。
Q:革バンドの汗シミを取る方法を教えてください。
A:ついた汚れは味だと思ってしまうほうなので、自分で落としたことはありませんが、革靴のお手入れと同じだと思います。
使ったら拭き上げたうえで、色や油を入れてあげたらいいと思います。
Q:江口さんの夏のヘビロテ時計を教えてください。
A:今つけているロレックスのセミバブルバックは去年から使っていてすごくいいと思っています。
Q:腕が細いので、フェイスが小さめな時計が欲しいです。
A:腕の太さにかかわらず、私は34から35ミリの時計が最もかっこいいと思っています。それでも大きいなと感じる方は、ロレックスのボーイズサイズなどがおすすめです。
Q:その時計ケース買いたいです。オンライン販売はしていますか?
A:時計を購入していただいた方にのみお付けしているもので、現在販売はしておりません。しかしお買い上げいただいていない方にもご提供できる機会が作れたらと考えています。
Q:今かけられている眼鏡はどちらのものですか?
A:ゲルノットリンドナーというメーカーのものです。
Q:夏にレザーバンドをつけているとおかしいと思われるのでしょうか?
A:夏にレザーバンドをつけることはおかしくないです。
今でさえメタルバンドが数多くありますが、クラシックなものはレザーバンドが普通ですので問題ないと思います。
ただドレスウォッチはもともと気密性が低いので、時計にとっては過酷な状態になりますのでそこはご判断頂けたらと思います。
Q:ブレスレットも消耗品で切れてしまいますでしょうか?切れるとしたらどのぐらい持つものでしょうか?
A:ブレスレットは基本的には消耗品で、メーカーで修理すると交換することになります。ヴィンテージノブレスを補修することはできますので、そういったことがございましたらご相談ください。
レザーの場合は早い方で半年くらいでだめになることはあります。
Q:お店の雰囲気素敵ですね。何か意識されていますか?
A:友人にオルロというお店をやっている近藤さんという方がいて、その方のお店が好きで影響を受けていると思います。
また修理工房をみせたいということがあったのですが、工業的な要素を入れてもインダストリアルになりすぎないという雰囲気を考えました。
Q:アンティーク時計は細かい傷はあえて研磨をしないほうが良いのでしょうか?
A:私はあえて傷が残っているほうがいいのではないかと思います。
私がお客様に買って頂くときは、当時の雰囲気を楽しんでほしいので磨かずににおゆずりしています。
ご自身が大事な人に時計を送るときなどは、なるべく綺麗にしてあるほうが相手は貰いやすいのではないかと思います。
Q:レディース特集してほしいです。つけてるところもみたいので、誰かをゲストに招いてつけてもらいたいです。
A:以前レディース特集をやらせていただいたのですが、モデルはいなかったのでちゃくようできなかったため、またやりたいと思っています。
Q:オールドロンジン素晴らしいですね。
A:ロンジンはドレスに目が行きがちですが、70年代のスポーツも素晴らしいです。
Q:手巻きの時計は常に動かしていたほうがいいですか?それとも止まってしまっていても大丈夫ですか?
A:基本的には使うときに巻くというので問題ありません。ただ、半年使わないなどの場合にはたまに巻いて頂いたほうがいいと思います。毎日巻かなければいけないということはありません。
Q:ロレックスのゴールドのチェリーニ、小さ目フェイスが欲しいです。入荷することはありますか。
A:私が取り扱っているものはチェリーニネームになる前の時代のドレスモデルが多いので、チェリーニと入っているモデルの取り扱いはなかなかしておりませんので、その中からお好みのものをチェックしてみてください。
Q:ブライトリングのナビタイマーは店頭に並ぶことはありますか?
A:常にいい個体があるかを探しています。いいものがあればぜひ仕入れますのでチェックしていてください。
Q:ワインのようにヴィンテージウォッチの生産で当たり年はありますか?
A:何年と断言することは非常に難しいですが、60年代後期からは工業的になってくる印象があり、それ以前は文字盤の退色の仕方や腐食の具合など、個体差が生まれやすい製造方法で作られていているので、何年ごろのものが良いのか追々リサーチしていこうと思います。
Q:カルティエのCPCPが入荷することはありますか?
A:CPCPは90年代のため、ヴィンテージウォッチとして扱うべきか現在検討中です。とても興味のあるジャンルです。