廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は社名が表しているように、アメリカの洗練された機械生産技術を融合させ、1868年に創業したスイスの時計会社です。革新的な製造技術を導入したことで、多くの名機を輩出。優秀の証であるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、堅実な時計製造を続けてきました。
今回のご紹介は、70年代特有の曲線美と”質実剛健”の、男らしくシブさを感じさせてくれるソリッドゴールド製トノーケースモデルです。ダイヤルは綺麗なヘアライン加工されたゴールドダイヤルに、バーインデックスが立体的で視認性を考慮された、素晴らしいディテールです。
ムーブメントは、IWCのペラトン式自動巻きのベースともなった名機キャリバー89の後継機、キャリバー403を搭載。高振動に伴い精度と、耐震装置を付けたことで耐久性も飛躍的に向上し、ブリッジには高級メゾンにあるコート・ド・ジュネーブが施され、美しい薄型の手巻きキャリバーとして確かな地位を確立した名機と称されております。
1979年クオーツショックやオイルショックを背景に、ジャガー・ルクルト社の[ジャガー社]による買収など、複雑な時代背景がありながらも今なおムーブメントのレベルの高さや魅力的なデザインが評価されるオールドインターの素晴らしさが感じとれます。レザーブレスには、当店クロコダイルレザーベルトのブラウンをセレクト。時代の空気感がありながらも、落ち着きのある美しさに高いセンスを感じさせてくれる逸品。是非お手に取ってご覧ください。