廃盤メンズモデル
1833年にスイスの小さな工房から始まり、パテックやカルティエ等、多くの機械供給などで知られる「Jaeger-Lecoultre / ジャガールクルト」。ムーブメントの信頼性は勿論の事、素晴らしい製造技術で全工程を自社内で行う、業界内において模範的とも言える一流メーカーです。
今回ご紹介のRef.9129-21は、1970年代に製造された珍しいスナップバック式スクエアケースが特徴的なモデルです。独特な丸みのあるデザインとソリッドゴールドケース、ゴールドダイヤルの風合いがジャガールクルトらしい落ち着きと、上品さを感じさせてくれます。
ムーブメントは、薄型高級ムーブメントのキャリバー818/3を搭載。1959年に開発され、40年以上長きに渡り使われた名機です。ヴァシュロンコンスタンタン(キャリバーK1014)とオーデマピゲ(キャリバーK2001/1A)のみに供給し、どちらも各自チューニングを行い、正に名機として多くのドレスウォッチ用の薄型キャリバーとして腕時計を飾ってきた存在です。しかもルクルト社ではなく、ジャガー・ルクルト社製としてマニア心を擽られます。
レザーブレスには当店オリジナルのクロコダイルレザーベルトのブラウンをセレクし、キャップゴールド製純正尾錠も付属する素晴らしいコンディション。現代にない時代性の特徴を持ちながら、名門ジャガールクルトらしい主張し過ぎない美しさに、高いセンスを感じさせる逸品。是非お手に取ってご覧ください。