廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は社名が表しているように、アメリカの洗練された機械生産技術を融合させた、1868年に創業したスイスの時計会社です。革新的な製造技術を導入したことで、多くの名機を輩出。優秀の証であるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、堅実な時計製造を続けてきました。
今回は特徴的なトノーシェイプの金無垢ケースがドレススタイルを強く感じさせてくれるRef.1014Aのご紹介です。綺麗なヘアライン加工の施されたゴールドダイヤルには、筆記体とアップライトの”IWC”の文字が印象的な二重表記されたロゴとミニッツマーカーのドットポイントをプリントやアップライトではなく、金属のボールを埋め込むと言う職人気質が宿る素晴らしいディテールの[パール・ドロップ/Pearl drop]が施されております。そしてケースも薄型でドレステイストに仕上げられ、IWC特有である”質実剛健”なデザインを兼ね備えた中にも、洗練された雰囲気を感じさせる素晴らしいデザインです。
ムーブメントは、IWCのペラトン式自動巻きのベースともなった名機キャリバー89の後継機として製造された、キャリバー403を搭載。高振動に伴い精度と、耐震装置を付けたことで耐久性も飛躍的に向上し、分けられたブリッジには超高級メゾンにあるコート・ド・ジュネーブが施され、美しい薄型の手巻きキャリバーとして確かな地位を確立した名機と言われる存在です。
1979年クオーツショック、オイルショックを背景に、ジャガー・ルクルト社の[ジャガー社]による買収など、複雑な時代背景がありながらも今なおムーブメントのレベルの高さは勿論の事、オールドインターとしての心惹かれる魅力が詰まった存在だと言えます。
レザーブレスには当店オリジナルのゴートスキンレザーブレスのブラウンをセレクトしております。年代物といった枠の中だけでない高いデザイン性、そして金無垢特有の高級感も感じさせてくれる素晴らしい時計です。是非お手にとってご覧ください。