メンズモデル
1962年に製造された初期型[IWC/International Watch Company]の[Ingenieur / インヂュニア / インジュニア]のRef.666Aのご紹介です。
デイトなしのシンプルな文字盤をもつ希少なモデルであり、初期型インジュニアは現存数から考えてもかなり希少な存在です。美しいラウンドとサンバーストの下地仕上げが施されたシルバーダイヤルには、Oldinterのディテールの中で外せない[パール・ドロップ手法/Pearl drop]と、ミニッツマーカーのドットポイントをプリントやアップライトではなく、金属のボールを埋め込むと言う職人気質が宿る素晴らしいディテール。更にドルフィンハンド、アイコニックな魚リューズ。シンプルな中に宿る美しいディテールはオールドインターの素晴らしい点です。
インヂュニアはパイロットウォッチの名作である「マーク11」の民間用として改めて作られた、技師・パイロット・研究職といった方々向けとして創られたモデルで、最大の特徴である耐磁仕様のため裏蓋は二重構造になっています。裏蓋の内側に international Watch co の他に”STAYBRITE”の刻印があります。それはIWCの50~60年代初期にかけてのモデルのみに使われたステンレスであり、スチールにカーボンとクロムを加えた合金で、今のステンレスとは違った独特な色合いをしています。
搭載されているムーブメントはキャリバー853、ペラトン自動巻きムーブメント。この時代のIWCのムーブメントは細部にわたり丁寧な仕上げが施されているため、とても耐久性に優れ、パテックと同等の評価をする方もいます。
機能性に優れた時計でありながら、とても精悍な良い顔立ちに、当店オリジナルのクロコダイルレザーブレスのブラウンをセレクト。今はほとんど見かけなくなった初期型インジニア、程度の良いものは本当に貴重な存在です。是非お手に取ってご覧ください。