廃盤メンズモデル。
ロレックス社が、低価格の時計で売り上げを伸ばそうと「TUDOR/チュードル」社をスタートさせ、アイコンでもあるバラの紋章は、イングランドの名門貴族「チューダー家」の家紋にちなんだ物を採用。廉価版としての役割を大きく果たしたこのブランドは、現在では多くのファンを持つ素晴らしいブランドに成長を遂げております。オイスターケースやねじ込み式リューズなどロレックスのパーツを流用し、優雅なスタイルとクオリティを継承しています。
今回は65年に終了した大人気モデルの「オイスターデイト/Oysterdate」のご紹介です。存在感のある薔薇マークが特徴の通称「デカバラ/Big Rose」です。サンバースト加工されたオリジナルダイヤルに、6、9時の花びらのようなインデックスが印象的な一本。 ロレックス社からケースの供給を受けていたチュードルらしく、リューズのクラウンマークと、裏蓋には「ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA」の刻印、3連巻き込みブレスレットにロレックスのクラウンが配された非常に面白いディテールです。
ムーブメントは、ETAベースであるキャリバー2403を搭載。当時、47時間という最長のパワーリザーブを持ち、耐久性にも強く、高い信頼性を得ておりました。パーツが豊富で修理しやすく、末永くお使い頂けます。
時計ブランドとしてロレックスとは違ったデザインを多く展開し、独自路線を歩んできた特別な存在と言えます。
チュードルの伝統的と言えるリーフ型インデックスとアルファハンドの相性も良く、最高のビンテージの風合いが魅力的な逸品です。是非お手に取ってご覧ください。