廃盤メンズモデル。
1881年に創業し、1905年に「MOVADO / モバード」としてブランドをスタートさせたスイスの名門時計メーカー。カルティエやティファニーにも供給された、ポケットウォッチとして有名な「Ermeto / エルメト」、いち早い近代デザインの分野に足を踏み入れたミュージアムウォッチ、クロノグラフの世界でもエルプリメロの開発等、数々の功績を残しているブランドです。
今回は1950年代製のRef.6145のご紹介です。希少なソリッドゴールドのスクリューバックケースに幅広のベゼルと、側面や、傾斜つきの多面カットされたラグが素晴らしいケースデザイン。超高級モデルなどに施されるギョウシェ加工のアイボリーダイヤルには、アラビア数字とクサビインデックスの組み合わせが成され、しかもクサビインデックスも細かくカッティングすることにより、光の当たる角度によって輝きが変わる手の込んだつくりとなり、エッジの効いたドルフィンハンドとの組み合わせで、豪華で強い存在感が感じられます。
搭載されたムーブメントはハーフローター自動巻きキャリバー221A、モバード初のバンパー式自動巻きムーブメントであるキャリバー220の後継機であり、17石、5振動のロービートキャリバーです。振った際のコンコンという振動とサウンドで湧き上がる気持ちになるのも魅力の一つであり、とても貴重な存在のムーブメントです。
ゴールド・アイボリーダイヤルとの相性がとても良く、独特な雰囲気とアンティークが持つ渋みのある色合いと、クラシックなものが放つ魅力があり、一つの時計の存在としても素晴らしくお洒落で綺麗な時計です。レザーブレスにはゴートスキンのブラウンをセレクトしております。是非ご覧ください。