1966年頃製造のオールドインター「Ingenieur/インヂュニア/インジュニア」。イギリス軍用耐磁気ケースのマーク11を改良し1955年からスタートしたRef.666AD。このモデルは1955年から製造がスタートしたIWC初の民間用耐磁時計の名作であり、放射線技師等の電子機器を扱う専門家に向けたモデル。インナーケースを有する肉厚で見るからに頑丈そうなスクリューバックケースは引き込まれる魅力があります。シルバーが美しい色合いに経年変化を見せ、アイボリーに変色したダイヤルには、アルファハンドがセッティングされ、ノンデイトのモデルよりもトリチウムのドットが大きく、より専門性を感じる事の出来るディテールです。ムーブメントは、ペラトン式自動巻きCal8531(1959年~)で、デイトがダイヤルの内側に寄った「寄り目デイト」を有しており、Cal853(1958年~)にデイト機能を載せた機械であり、IWCの技術者『アルバート・ペラトン/Albert Peraton』の開発した素晴らしいディテールを味わう事が出来る正真正銘のヴィンテージムーブメントです。機械の精度のすばらしさは勿論、魚リューズもしっかりと残り、トリチウム落ちも無い素晴らしいコンディションです。レザーブレスには当店オリジナルのアニリン染めゴートスキンレザーのブラックをセレクトしております。