廃盤ユニセックスモデル。サンローラン、ギラロッシュと共に、クリスチャンディオールのアトリエを支えたデザイナーの一人である「Pierre Cardin / ピエールカルダン」。日本人にとってはライセンス製品のイメージの強いブランドですが、彼のデザイン力は自身のブランドを始めた50年代から既に有名であり、長きに渡り業界における重要な役割をはたしています。こちらの個体は70年代に発売されたファッションウォッチの代表的なアイテムであり、当時のピエールカルダンの時計は、機械式のムーブメントを搭載した本格的な作りでした。当時としてもかなり大きな47mmのトライアングルデザイン。時計としては勿論ですが、ファッションブランドらしい飛びぬけたディテールが魅力です。ムーブメントはFrance Ebaucheの手巻きキャリバーFE68を搭載。この時計の場合、尾錠を探す事は非常に困難であり、オリジナルのバックルが付いている事は非常に嬉しいポイントでもあります。