懐中時計を腕に付ける。それがリストウォッチの始まりとなり、20世紀初めに戦争の気運が高まったことで、腕時計の実用性に興味が高まり、第一次世界大戦後には各国が軍用として正式に導入を始め、軍用としての多くのモデルが開発される様になります。特にオメガはイギリス軍に正式契約を決めたことで多くのミリタリーモデルを製作し、のちにキャリバー30を開発、オメガを世界ブランドに押し上げるきっかけとなりました。

そんなオメガより、名機と言われるキャリバー30シリーズを進化させた貴重なモデル、Ref.2445-11SCのご紹介です。ヴィンテージ特有の形をしたラグ等のエレガントな曲線と存在感のあるミニッツサークル。レイルウェイツートンカラーダイヤルには、クサビインデックスとアラビア数字の組み合わせなど、クラシックなディテールを多く有するヴィンテージオメガ。全ての色合いが美しく、他のものにはない独特な存在感と、ドレスウォッチにある様な風格さえも感じさせてくれます。

ムーブメントは、キャリバー354を搭載。名機キャリバー30T2、通称30mmキャリバーを受け継ぎ、ハーフローターの自動巻きを実現させたセカンドモデルと言われる存在。のちに外部精度検定[クロノメーター / Chronometer ]に合格し、初期の[ コンステレーション / Constellation ]や代表的なモデルの多くに搭載されております。

レザーブレスには当店オリジナルのゴートスキンレザーベルトのブラウンをセレクト。ケース幅33ミリでメンズサイズの中でも小さめなサイズ感であり、男女兼用として使って頂ける好ましいサイズ。ヴィンテージですので使用感は御座いますが、品格と趣を感じさせてくれる、とても味わいのある素敵な時計です。ぜひ店頭にて御覧ください。