時計史に欠かせないオメガのモデルの中でも特別に6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字。言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ呼称を用いることを認めない」と規定した事、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代にて途絶えたモデルです。

今回ご紹介のRef.566.002は、1970年頃製造されたモデルで、正面から見た時の美しいシャープな形に、精悍な顔立ちを持った素敵な時計です。サンバースト加工の施された綺麗なゴールドダイヤルに、墨入りされたバーハンドと、アップライトバーインデックスが立体的で視認性が高く、デザイン性のみならず実用性も兼ねた優れた時計であると言えます。

搭載されたムーブメントはキャリバー684。1970年代初めに製造開始されたムーブメントで、実用性の高いデイト機能付きの高価なキャリバーとなります。

オメガの純正プラ風防やケースの状態が良い事から、大切に使われていたであろう事が推測できるお奨めの一本を是非店頭にて、ご覧ください。