「パテックフィリップ/Patek Philippe」ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を持ち続けている「Calatrava / カラトラバ」を生み出したその功績とマニファクチュールであり続けるブランドの姿勢が時計ファンの憧れです。
今回は1952年製、[Ref.96 / クンロク]のご紹介です。シャープなフラットベゼルやラウンドケースの綺麗な造形など、オールドパテックの魅力を存分に味わうことのできる、同ブランドを代表するモデル。このスタイルを作り出したのが、バウハウスの哲学や思想を参考に開発されたといわれる究極のドレスウォッチであり、モダニズムの先駆けとして1932年に誕生、そこから34年間パテックフィリップの歴史とともに存在し、時計の王様であるカラトラバという世界を創造してきました。
こちらはとても珍しいヘアライングレーダイヤルに金無垢のバレットインデックス、アンティーク時計らしいスモールセコンド、さらにはドルフィンハンド針とダイヤルが合わさることで、正にオーラを纏った王者に相応しい精悍な顔立ちをしています。
搭載されたムーブメントはキャリバー12-400、耐震装置が付く手巻きムーブメントであり、薄型で精度と実用性が高くパテックフィリップの様々なモデルにも搭載されました。多くのパテック愛好家の方々の間では手巻きシリーズはキャリバー12-400までがオールドパテックと呼ばれているので、名品の“象徴的存在”であることに間違いはありません。
ダイヤルの7時位置に傷が御座いますので完璧な固体をお探しの方には適さない固体で御座います。メーカーアーカイブとウォッチケースの付属と、非純正品のレザーブレスの様に使用するスタイルが素敵なキャップゴールド製ヴィンテージメッシュブレスが付属しております。是非店頭にてご確認ください。
