当時のスタイルアイコンとして知られ、友人でもあった飛行士・アルベルト・サントス＝デュモンより、「飛行中に時刻を知りたい」と相談を受け、1904年に腕時計「サントス / Santos」を制作。[Santos Galbee / サントスガルベ]は、1970年代に流行したサントスのスポーツモデルに当たり、ステンレスを使用したサントスは過去を遡っても製造された事が無く、防水ケースとアイコニックなスタイルで、カルティエウォッチの名を一躍有名にしたモデルでもあります。

今回ご紹介のRef.0920は、発売当時の自動巻きムーブメントを搭載したモデルである事に加え、カルティエ伝統のホワイトローマンインデックスにブルースチールハンド、サファイアカボションリューズ、イエローゴールドとステンレスのコンビカラーの素晴らしいモデルです。モダンウォッチのパイオニアと絶賛されるカルティエらしい、洗練されたジュエリー要素も感じさせてくれるスポーツウォッチであり、独特な感性でエレガントに創り上げた、正にカルティエだからこそできるデザイン。

搭載されているのは、シンプルで使い易い自動巻きムーヴメント・キャリバー2670。休日のみ使用する方、いくつかの時計を使い回したい方にとって、日付や午前・午後もなく、時刻を合わせるだけで手軽にお使いいただけます。

メタルブレスも当時から交換されてなく、80年代製造のモデルですので現行品と違いロゴが飛び出した片開きバックルが装着、見た目がエレガントな理由の一つでもある、中心に紐を通したようにコマとコマをつなぎあわせたゴドロンブレスを装着されており、イエローゴールドをデザインに使用した贅沢な作りが魅力的なモデル。

ヴィンテージですので使用感は御座いますが、ケース、ムーブメント共に状態の良さを感じる素晴らしい個体。正に美品です。是非店頭にて御覧ください。