6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字は、言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ呼称を用いることを認めない」と規定した事、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代にで途絶えたモデルです。

今回ご紹介のRef511385は、1972年頃製造の、丸みを帯びた美しいスクエアケースであり、アワーマーカーとオメガマークがアップライトで仕上げられ、シンプルな文字盤は、光に当たると美しく輝くサンバースト仕上げが施され、とても手の込んだディテールが魅力です。時代を感じさせるケースデザインに加え、ケースサイズは小さすぎない横幅20mm、実用性にも優れており、ご愛用頂けます。

搭載されているキャリバー620は、シンプルな機構により、メンテナンス性にも優れ、初めてヴィンテージウォッチに触れる方にも安心して使って頂けます。

ケースもムーブメントも状態が良く、奇跡的なコンディションである事に加え、今回はΩマークの大きい純正尾錠も付いた正に奇跡の美品、大切に保管されてきた証です。レザーブレスはベルギー製ハンドメイドレザーのブラックヌバックをセレクトいたしました。是非店頭にてご確認下さい。