スタイルアイコンとして知られ、友人でもあった飛行士・アルベルト・サントス＝デュモンより、「飛行中に時刻を知りたい」と相談を受け、1904年に腕時計「サントス / Santos」を制作。懐中時計でなく直ぐに時間を確認出来る、それが世界初の腕時計となりました。[Santos Galbee / サントスガルベ]は、1970年代に流行したサントスのスポーツモデルに当たり、ステンレスを使用したサントスは過去を遡っても製造された事が無く、防水ケースとアイコニックなスタイルで、カルティエウォッチの名を一躍有名にしたモデルでもあります。

今回ご紹介のRef.2961は、発売当時の自動巻きムーブメントを搭載したモデルである事に加え、カルティエ伝統のホワイトローマンインデックスにブルースチールハンド、サファイアカボションリューズ、イエローゴールドとステンレスのコンビカラーの素晴らしいモデル。モダンウォッチのパイオニアと絶賛されるカルティエらしい、洗練されたジュエリー要素も感じさせてくれるスポーツウォッチであり、正にカルティエだからこそできるデザインです。

70年後期から80年代前半に掛けて生産されていた、デイト付き自動巻きムーブメント・キャリバー2671を搭載した29mmケースの廃盤モデルです。

メタルブレスも当時から交換されておらず、80年代製造のモデルですので現行品と違いロゴが飛び出した片開きバックルが装着、見た目がエレガントな理由の一つでもある中心に紐を通したように、コマとコマをつなぎあわせたゴドロンブレスを装着した初期モデル。イエローゴールド使用した贅沢な作りに加え、カルティエの中でも、ステンレスとの組み合わせを楽しめる数少ないモデルです。ヴィンテージですので使用感は御座いますが、ケース、ムーブメント共に状態の良さを感じる素晴らしい個体です。是非お手にとって御覧ください。