時計史に欠かせないオメガのモデルの中でも特別に6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字。言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ呼称を用いることを認めない」と規定した事、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代にで途絶えたモデルです。

今回はRef.511.364、1969年頃製造された女性らしい気品を感じさせてくれるデザインの時計のご紹介です。正面から見た時の美しい形に加え、ヘアライン仕上げの美しいシルバーダイヤルと、細いペンシルハンドとアワーマークのバーインデックスが墨入りされ、さらに立体的なインデックスが、視認性も良く、清涼感も感じさせる一本です。プラスチック風防の中央にΩの透かしマークが入り、リューズにもΩマークがあり、ケースの状態・コンディションがたいへん良く、約50年経過した物とは思えないコンディション。

搭載しているムーブメントは、手巻きキャリバー485。オメガのレディース手巻きモデルに使われた名機であり、メンテナンス性にも優れているので、末永くご愛用頂ける一本。

手巻きムーブメントを搭載した15mmケースのレディースウォッチは、ヴィンテージでしか手に入れる事の出来ない素晴らしいアイテムです。レザーブレスにはCASSIS製カーフレザーのブラックをセレクトしております。是非店頭にてご覧ください。